第69回「講談たっぷり会」に行ってきました。(2012.11.26 mon)

第69回「講談たっぷり会」に行って来ましたので、ぜひご覧くださいね

電友会ボランティア活動賞で表彰された鈴木晴夫様には、活動成果の発表として「沢庵禅師」の

講談で祝賀会を賑々しく幕開けしていただき、そのお礼方々「講談たっぷり会」に行ってまいりました。

東京は午後から大雨の予報でしたが、講談が終わって家に着く頃には夜空に☆が輝き、満月がででいました。

 

皇居のお壕の銀杏も黄色に色づき、日比谷通りを通り過ぎる車を国際ビル2階から眺めた風景です。

 

受付で木戸銭を支払い、受付番号のカードをもらい、あとで抽選がありますよぉ~。楽しみです。

 

「ようこそいらっしゃい」 宝井梅湯さん・鈴木さん・宝井一凛さんが入り口で待っていてくださいます 大入り満員です。

 

講談 「安兵衛の婿入り」  宝井一凛さん

赤穂浪士の堀部安兵衛がまだ中山安兵衛の頃、高田馬場での決闘でしごきをたすきとして

借りたことが御縁で堀部家から猛烈アピールされて、堀部家に養子に行くお話です。

       

「本能寺の変」 旭堂南湖さん (大阪からおみえです。)

とても面白い着物を着られた2歳の息子さんのお父さんです。元気いっぱいのお父さんは、パワフルな

お話ぶりで今の子育ては夫婦でする「イクメン」パパのことから育児をしない人の事を「いくじなし」なんて

さりげない会話の中に笑いのツボが盛りだくさんでした。

本能寺の変は、馬の嘶きや物音に目覚めた信長と森蘭丸とのやりとり、そして殺到する兵から槍傷を

受けて炎に包まれていく様子が目に浮かぶようでしたよ。迫力でした。

 

 

(休憩タイム)  いよいよ抽選会が始まりました。お土産はな~に お漬物などで~す。

   

 関東七人男 宝井琴梅さん

本能寺の変で大変盛り上がり、時間が少なくなったことから急遽赤穂義士伝の流れから 赤穂浪士処分裁定議論で

切腹を主張した荻生 徂徠の貧しい学者時代に豆腐屋・七兵衛が豆腐やおからそしておにぎりの差し入れに対して、

七兵衛の家が焼け途方にくれている時に徂徠が恩返しをしたという「徂徠豆腐」のお話でした。 

勧善懲悪でいいことをしていれば必ず困ったときに助けが入るという日本人の大好きな善意が報われるストーリー

でした。 

浮世を忘れて絶妙な会話にくすっと笑い、心を軽くしたり、温かくしたり、そして赤穂浪士の討ち入りが話題になると

師走がやってきたと感じるのは日本人なんだなぁと思いながら、満員電車の山手線で家路に着きました。

是非有楽町界隈にお越しの折は、皇居のお壕を散歩がてらお立ち寄りください。

 来月は天皇誕生日の振替休日で、12月17日(月)になりますから、どうぞご注意を   (事務局より)